英国SBG社のFCYシステム国内導入に関して
お知らせ
2020.06.01
この度SBG社は国内及びアジアの主要レースに対応したフルコースイエロー(FCY)アプリケーションシステムを提供することになりました。
FCYはFIA国際競技規則付則H項の規定に準じて、 WECおよびフォーミュラEに代表される海外のレースカテゴリーではすでにSBG社のシステムが運用されています。
今後、国内ではスーパーGTおよびスーパーフォーミュラにおいても2020年からフルコースイエローの運用が予定されています。
SBG社としてはこのタイミングに合わせ導入準備を進めています。
FCYとは
導入の手順については、コースサイドに車両がストップして処理作業が行われている等、決勝レース中に安全上の理由が発生したときに、競技長がフルコースイエローを宣言する。すると、タイミングモニター、およびレースコントロール無線、さらに各マシンのコクピット内に備え付けられたディスプレイにFCY導入までの10秒のカウントダウンがスタートする。
宣言後、すぐにコース内の全ポストでFCYボードが提示され、この時点からオーバーテイクは禁止。ドライバーは、周囲の安全を確認しながらレーシングスピードから減速の準備を始める。ボード提示から10秒後には、全ポストでイエローフラッグが提示され、この時点からコース上での走行速度は上限80km/hとなり、速度は監視される。